「テンペスト」リポート

かずえ

2011年02月09日 10:00


行ってきました。
東京、赤坂ACTシアター。
池上永一さんの話題作「テンペスト」の舞台を!

大きなポスターを前にかなりテンションが上がりました。

原作「テンペスト」1~4巻のうち、
1巻しか読めず、舞台を見ることになったのですが、
始まってみると、舞台は舞台としてのおもしろさがありました。

女として生まれながら、琉球王府を支える官僚になるために
男として生きる選択をした主人公、真鶴・孫寧温の一人二役に仲間由紀恵さんが挑戦。
脇を固める配役も素晴らしく、
真鶴の父親役を初め5役を演じた西岡徳馬さん、
琉球王朝の聞得大君役は生瀬勝久さん、
真鶴と恋に落ちる薩摩の役人が山本耕史さん、
そして野際陽子さんのナレーションがピンとした空気を出して、
全体を引き締めていました。

そのほかにも沖縄出身の役者さんたちも多く出演されていて、
パンフレットから沖縄らしい名前を見つけては、
親近感を覚えていました。

個人的な感想としては、
原作を読まずに、まず舞台を楽しんでみてもいいのかな・・・と。
というのも、原作のテンペストと舞台のテンペストは
別のおもしろさがあるからです。
シリアスな緊張感を持ってグイグイ引き込まれる原作に比べ、
舞台は、笑いあり涙ありのテンポの良いエンターテイメントです。

演出も映像などを効果的に使っていましたし、
3時間を超える上演時間を感じさせないくらいおもしろかったです。

2月中は東京での公演。
3月には大阪公演も決まっています。

それにドラマ化も決定しているとのこと。

沖縄でも上演してもらいたいけど、
あれだけスケールが大きい舞台をそのまま持ってくるのはやはり難しいかも・・。

運よく初日を見られたので、
大阪あたりでもう一度見られたらと思っています。


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